Phenomena in Nursing  投稿規定

  • 1.主旨
    本学術誌は,看護現象に関する学術的取組みや情報を発信することを通じて,看護学の発展に寄与することを目的とする。特に,文献レビュー,概念分析,理論構築など看護の基盤となる知の構築および研究と臨床実践とのリンケージを推し進め,看護の質の向上に貢献する。
  • 2.発行
    本誌はオンラインジャーナルである。採択された論文はインターネット上に逐次掲載される。
  • 3.投稿原稿の範囲
    • 1)原稿の種別は,下記のとおりとするが,必要に応じて適切な名称を投稿者が希望することができる。
      • 【総説】看護学に関わる問題や話題について,多面的に内外の知見を集め,また文献等をレビューして,今後の方向性を指し示すような著述や提言。
      • 【研究論文】独創性に富み,主張が明確に表明されていて,看護学の知識の発展に貢献するものと認められたもの。研究目的,方法,結果,考察など,論文としての書式が整っているもの。概念分析,理論構築,システマティック・レビュー等,新たな看護学の知を生む論文を含む。
      • 【実践報告】新しい工夫や試みを含みその看護実践を公表することにより,看護実践の質向上・発展および普及が見込めるもの。以下のような書式をとることが望ましい。
        • Ⅰ.はじめに(あるいは,実践の背景)
        • Ⅱ.方法:実践モデルの提示,実施手順,評価方法(プロセス評価,アウトカム評価),分析方法,倫理的配慮
        • Ⅲ.結果:参加者の特徴,プロセス評価結果,アウトカム評価結果
        • Ⅳ.考察
      • 【その他】看護学の発展において,臨床や教育現場に何らかの示唆をもたらすもの。
        (総説:General 研究論文:Report 実践報告:Practice 特集:Special 寄稿文:Editorial その他:Others)
    • 2)論文の内容は,他の出版物(国の内外を問わず)にすでに発表あるいは投稿されていないものに限る。重複投稿は禁止する。
  • 4.倫理的配慮
    • 1)人および動物が対象である研究は,倫理的に配慮され,その旨が本文中に明記されていること。
    • 2)人および動物が対象である研究については,主となる研究者が所属する施設の倫理委員会の承認を得ていること。承認番号は文中に記載する。
  • 5.謝辞
    当該研究の遂行に関して受けた研究助成がある場合,また,著者以外で当該研究の遂行や論文作成に貢献した者 (以下,貢献者) がいる場合は,「謝辞」の欄に各貢献者の貢献内容を記して謝意を述べる。
  • 6.利益相反
    著者全員について,投稿時から遡って過去 1 年以内での発表内容に関係する企業・組織または団体との COI 状態を以下のように記載する。当該研究の遂行や論文作成において,A)利益相反となるような経済的支援を受けた場合には,その旨を記載し,B)利益相反状態が存在しない場合には,「本研究における利益相反は存在しない」と記載する。
    *利益相反:外部との経済的な利益関係等によって,公的研究で必要とされる公正かつ適正な判断が損なわれる,または損なわれているのではないかと第三者から懸念が表明されかねない事態「厚生労働科学研究における利益相反 (Conflict of Interest:COI) の管理に関する指針」(平成20年3月31日科発 0331001号)
  • 7.原稿の受付および採否
    • 1)原稿の採否は,別途定める査読規定に基づいた査読を経て編集委員会が決定する。
    • 2)投稿原稿は「11. 原稿執筆の要領」に従って作成し,ホームページ上の「投稿手順」に従って原稿ファイルを電子投稿システムにアップロードする。アップロードの手順については「操作マニュアル」参照のこと。
    • 3)編集委員会の判定により,原稿の修正および原稿の種類の変更を著者に求めることがある。返送され,再提出を求められた原稿は返送日から 2 カ月以内に再投稿すること。それ以降に再投稿された場合は,新規受付として扱われる。
  • 8.著作権
    著作権は本誌に帰属し,本誌の承諾なしに他誌に掲載することを禁ずる。論文受理後,自筆署名した著作権譲渡同意書の PDF ファイルを電子投稿システムにアップロードする。
  • 9.著者校正
    査読を経て,編集委員会で受理された投稿原稿については,編集部において掲載様式に変更される。変更された原稿を確認し,著者校正を1 回行う。ただし,校正の際の加筆は原則として認めない。
  • 10.著者が負担すべき費用
    査読を経て,編集委員会で受理された投稿原稿については,編集部において掲載様式に変更される。変更された原稿を確認し,著者校正を1 回行う。ただし,校正の際の加筆は原則として認めない。

    • 1)掲載料:原則として無料とする。
    • 2)その他:図表等,印刷上,特別な費用を必要とした場合は著者負担とする。
      *別刷は作成しない。
  • 11.原稿執筆の要領
    【プロパティの作成者情報を削除する方法】
    該当ファイルを右クリックし「プロパティ」を選択→「詳細」の表示の左下にある「プロパティや個人情報を削除」をクリック→「このファイルから次のプロパティを削除」を選択→「すべて選択」をクリック→「OK」をクリック

    • 1)投稿しようとする者は,以下に示す①~⑦を個別のファイルとしてMS-Wordで作成し(図や表はMS-Excelでも可),「.docx」形式(バージョンWord 2007以降)で保存する。必ず投稿前にファイル内の文字化け,画像の鮮明度などを確認し,以下の手順でプロパティの作成者情報を削除する。
      • ① 様式1「Phenomena in Nursing 投稿者情報」
      • ② 様式2「和文要旨と英文要旨」:(論文の表題・副題・キーワード・和文要旨・英文要旨を含む)
      • ③ 様式3「本文」(謝辞・利益相反・文献は含まない)
      • ④ 様式4「文献」
      • ⑤ 図(必要に応じて作成):タイトルと説明文含む
      • ⑥ 表(必要に応じて作成):タイトルと説明文含む
      • ⑦ 資料(必要に応じて作成)
    • 2)様式1には,表題・副題・投稿区分・キーワード(日本語・英語共にそれぞれ5語以内。重要な順に列挙し,英語表記の際は,単語の1文字目のアルファベットのみ大文字で記載する。例:Nursing education)・ランニングタイトル(和文 25 文字以内,英文 8 words以内)・著者氏名・著者所属機関・e-Rad研究者番号(該当者)・ORCIDのID(該当者)・連絡先・謝辞・利益相反を含む。著者氏名・所属・連絡者情報を和文と英文で記載するとともに,希望する投稿区分についても示す。
    • 3)様式2には,表題・副題・キーワード(様式1に準ずる)・和文要旨(800字以内)と英文要旨(300words以内)をつける。要旨は,構造化抄録の様式とし,【目的】・【方法】・【結果】・【結論】(英文要旨は[Purpose] [Methods] [Results] [Conclusion])の項目を設ける。英文抄録はプルーフリーディング(英語を母国語とする専門家の校正)を受け,その証明となるものを提出する。
    • 4)様式3には,本文のみを入力し,謝辞・利益相反・文献のリストは別の様式のみに入れる。本文から抜くことができないような投稿者が特定可能な情報(例えば:受審した倫理審査委員会名称,データ収集先名称,投稿者自身の先行研究を使用した場合の表記など)は,投稿者が原稿中に黄色マーカーで示す。(査読者が投稿者を特定できないように,編集委員がマーカー部分を記号に変えて使用するため。)
    • 5)様式3の原稿には,MS-Wordの行番号機能を用いて左端に行番号(連続番号)をつける。また,原稿右欄外には図,表,写真の挿入希望位置を示す。
    • 6)様式4には,MS-Wordの行番号機能を用いて左端に行番号(連続番号)をつけ,文献の書誌情報を記載する。本文中の出典等の記載内容と文献リストから,投稿者が特定可能な記載がある場合は,その部分も黄色マーカーで示す。
    • 7)原稿の1 編は本文,文献,図表を含めて和文は 24 枚以内,英文は 10 枚以内を目安とするが必要に応じてこの限りではない。図表(写真を含む)については,印刷面積により原稿枚数に換算する。
    • 8)原稿は,American Psychological Association(APA)スタイルに準じて本雑誌が設けた投稿様式で整えることとする。原稿の作成にあたっては以下の点に注意する。

【本文原稿】

  • (1)和文の投稿原稿は A4 判横書きで,1 行の文字数を 30 字,1 ページの行数を 28 行(約 900 字)とし,英文投稿原稿も1 行の文字数を 30 字,1 ページの行数を 28 行とする。余白は,上27mm,下20mm,左右17.5mm,とじしろ0mm,とじしろの位置左とし,いずれの場合も両端揃えにする。原稿本文の書体については,ひらがな・カタカナ・漢字はMS明朝とし,半角英数文字はTimes New Romanを用いる。しかし,本文中に強調したい文字がある場合は,MSゴシック体あるいは太字を用いてもよい。投稿原稿は11ポイントで作成するが,掲載原稿では本文は10ポイントで作成される。
  • (2)原稿本文中の読点は全角コンマ「,」を用い,句点は「。」を用いる。ただし本文中のCitations部分に限って,人名が英語表記の場合のみ,半角コンマ+半角スペースを用いる。文中の括弧は全て全角を用いる。
  • (3)外国語は原則,カタカナで表記し,外国人名や日本語訳が定着していない学術用語などは,原則として活字体の原綴で書く。
  • (4)西暦と和暦は混合させて用いない。ただし必要性がある場合は併記を可とする。
  • (5)見出し番は,原則として下記の順でレベルを小さくする。また,見出しに番号をつける際には,自動段落番号の機能は使用せずにアラビア数字は半角で入力し,見出し番号の後のピリオド「.」やカッコ記号は全角とする。以下に示しているのは雑誌掲載時の文字サイズと書体であるが,投稿原稿はすべて11ポイントのMS明朝で作成すること。
    • ・1番目(11ポイントMSゴシック) : 全角ローマ数字+全角ピリオド
      例:Ⅰ.Ⅱ.Ⅲ.Ⅳ.Ⅴ.Ⅵ.Ⅶ.Ⅷ.Ⅸ.一段目の見出し
    • ・2番目(10ポイントMSゴシック) : 半角数字+全角ピリオド
      例:1. 二段目の見出し
    • ・3番目(10ポイントMS明朝+Times New Roman):半角数字の後ろに全角括弧閉じ
      例:1)三段目の見出し
    • ・4番目(10ポイントMS明朝+Times New Roman):全角括弧の中に半角数字
      例:(1)四段目の見出し
    • ・5番目(10ポイントMS明朝+Times New Roman):丸囲み数字+半角スペース
      例:① 五段目の見出し
  • (6)本文中で用いる数字は,桁数によらず,すべて半角(Times New Roman)を用いる。四桁以上の数量を表す場合は,三桁ごとに半角コンマを入れる。
  • (7)文中にローマ数字を用いる場合も,全角文字(全角MS明朝)を使用する。

【図表】

  • (1)図,表および写真は,図 1.表 1.写真 1.など通し番号(半角)+全角ピリオドをつけ,1 ページに 1 点として作成し,字体は原則としてMS明朝やTimes New Romanを用いる。
    • ① 掲載原稿の本文は2段組みになるため,初回に提出する原稿の段階において,片方のコラムに入れる場合の図表の幅は8㎝以下で作成し,両コラムにまたがった図表を入れる場合は幅が16.5㎝以下になるように著者が作成する。
    • ② 図表のタイトルは末尾にはピリオド「.」や句点「。」を付けず,表では表の上に,図では図の下に左揃えで10ポイントのMSゴシック体で記載する。
    • ③ 図表中に日本語文字が多い場合はMS明朝を,半角英数字が多い場合はTimes New Romanを用いることが望ましい。
    • ④ 図表の注釈は(MS明朝,9ポイント以上),図表の下に簡潔に記す。説明文の終わりには句点を付ける。全体に関する補足説明は,図表の後に説明文を添える。特定部分に関する注には,表中の該当箇所に注の符号(a,b,c の上つき文字)を付け,複数ある場合は,原則改行せずに続ける。読者が本文の説明を読まなくとも,その図あるいは表の内容を理解できるように工夫すること。なお,図と表で内容が重複しないように注意する。
    • ⑤ 符号の表記:統計学上の「*」,「**」や「†」などの符号は,5%,1%,10%の統計上の有意水準を示すときに用い,数値の右肩に示し,図表の下部にその旨を示
  • (2)図については,docx,xlsx,pptx,ai,eps,pngなどのオリジナルファイルをアップロードする。
    • ① 作図:作図は,縮尺を考慮して線の太さを決め,コントラストに留意する。なお,原則,色を使わずモノクロで仕上げる。座標軸や曲線,折れ線の太さは,論文を通じて一定にする。同一論文中に比較対照すべき複数の図があるときは,全部に同じ目盛りを用いる。
    • ② 図中の文字:座標軸の説明とその単位は各軸の外側中央に示す。縦軸は,日本語の場合は縦書きとし,英語の場合は下から上に向かって横書きで書く。
  • (3)表については,MS-Excelによる作成を推奨する。
    • ① 原則,表の左の項目は左揃えとし,数値は位を揃え,小数点の位置,小数点以下の桁数を揃える。
    • ② 数値の単位は,数字が縦に並ぶときはその数値に関する見出しの下,横に並ぶときは項目の右に書き入れる。表中の数字が理論的に必ず 1 以下の場合(たとえば,相関係数)は,「0」を付けずに「.52」のように小数点以下のみを書く。
    • ③ 表中の線はできるだけ少なくし,適当なスペースをとる。

【文献】

  • (1)本文中の文献表記方法(Citations)
    • ① 文中で文献を表示する場合は,著者名と出版年を用いる。
    • ② 文献が日本語であっても外国語であっても,文中の括弧は全て全角を用いる。著者名と出版年の間には,全角コンマ「,」を用いるが,著者名が英語表記の場合は,半角コンマ+半角スペースを用いる。
    • ③ 翻訳本を文中で表記する場合は,原著者名と原著出版年および翻訳書籍出版年の両方を記載する。
      例:Watson(1980/2017)によれば…である。
    • ④ 複数の出典を1つの括弧で表記する場合は,第一著者の姓のアルファベット順に並べ,出典の間は全角セミコロンでつなぐ。
      例:(明石ら,2017a;明石ら,2017b;Hyogo,2010;神戸,2011;Luminaire et al., 2018)
    • ⑤ 複数著者の場合で初出であっても第一著者の姓と日本語論文では「ら」を,英語論文では「et al.」をつける表記でよい。第一著者のみの表記となるので「et al」の前のコンマは不要である。出典元の区別がつかない場合は,出版年のあとに小文字のアルファベットを付し区別する。文献リストにも同様にアルファベットをつける。
      例: 高校生を対象とした研究(兵庫ら,2018a)では,睡眠時間は…であることが明らかとなっている。また,兵庫ら(2018b)は…携帯電話の使用が…であると主張している。
      日本人若年者は柑橘系の香りを好む(Akashi et al., 2018a)が,Akashi et al.がアメリカ人を対象とした研究(2018b)では柑橘系よりもフローラルな香りを好むという結果が得られている。
    • ⑥ 直接引用を用いた場合は,引用した文章をカギ括弧で囲み,その後に括弧で著者,出版年,ページ番号も示す。
      例:「患者には患者役割があり,それは疾病からの回復を左右する重要な因子である」(明石ら,2017a,p.6)ことから…
  • (2)文献リストの記載方法(References)
    • ① 引用文献(原文のままの引用した文献と,要約した形で引用した文献の両方を含む)は,第一著者の姓のアルファベット順に文献情報を列記する。
    • ② 文献が日本語であっても外国語であっても,括弧,コンマ,ピリオド,アルファベット,数字は,すべて半角を用いる。左括弧(始め括弧)の前,右括弧(閉じ括弧)の後,コンマの後などには,半角スペースを入れる。ただし右括弧(閉じ括弧)のすぐ後にコンマやピリオドがくる場合は,括弧とコンマ(ピリオド)の間のスペースは不要。また,「巻(号)」の形で記載する場合は,巻と左括弧(始め括弧)の間のスペースは不要。
    • ③ 1つの文献が2行以上にまたがる場合,2行目以降は全角2マス分下げる。
    • ④ 著者名の記載は以下のとおりとする。
      [著者名:日本語文献の場合]

      • a)著者名は,姓,名の順に続けて記載する。姓と名の間は空けない。例:明石華怜
      • b) 著者3名までは列挙し,4名以降は「ほか」で略す。著者名を半角コンマと半角スペース「, 」でつなぐ。
        例:明石花蓮, 兵庫湊, 推名海 (2018a).   明石花蓮, 推名海 (2018b).  
        明石花蓮, 明石華怜, 神戸留美ほか (2018c).
      • c)政府・官公庁・研究機関など団体名義の著作物は正式名称を略さずに書き,個人著者名の場合と同様にアルファベット順に並べる。
        例:厚生労働省

      [著者名:海外文献の場合]

      • a)日本語以外の名前であっても,姓→名の順で表記し,ファミリー・ネーム(スペルアウト)+半角コンマ+半角スペース+ファースト・ネーム(イニシャル)+半角ピリオド+半角スペース+ミドル・ネーム(イニシャル)+半角ピリオドを付ける。ただし,ミドル・ネームは示さなくとも可とする。
      • b)英語に翻訳された書籍の翻訳者を記載する場合の英語名の表記の順は上記とは異なり,名(イニシャル)+半角ピリオド+半角スペース+姓(スペルアウト)+半角コンマ+半角スペース+“Trans.”の順となる。
      • c)著者3名までは列挙し,4名以降は「et al.」で略す。著者名は,半角コンマと半角スペース「, 」でつなぎ,&は使用しない。
        例: Donald John Trump & Donald John Trump Jr. 
        ⇒ Trump, D. J., Trump Jr., D. J. (2018).
        例:Donald John Trump, Jared Corey Kushner, Ivanka Marie Trump, Melania Trump,,,
        ⇒  Trump, D., Kushner, J., Trump, I., et al. (2018).
      • d)同姓かつ名のイニシャルも同じ著者があり,出典の区別がつかないときには,名も略さずに書く。
        例:Trump, Donald (2017).     Trump, Denney (2017).
    • ⑤ 出版年:同一著者が同じ年に出版している文献があり,著者名と出版年のみ記載が同じになる場合は,出版年の後にアルファベットをつけて区別する。
       例:明石華怜,神戸瑠美奈 (2017a)   明石華怜,神戸瑠美奈 (2017b)
    • ⑥ 論文名:論文の表題は略さずに書く。外国語文献では原則として最初の語の頭文字,固有名詞のみ大文字とする。
    • ⑦ 副題:日本語では,副題の前に全角ダッシュ (―)を使用し,ダッシュの前後には半角スペースを入れる。外国語では副題は半角コロン(:)+半角スペースのあとに副題を続ける。最初の語の頭文字,固有名詞のみ大文字とし,略さずに書く。
    • ⑧ 雑誌名:原則として正式名称を省略せず記載する。主要語の頭文字は全て大文字とし,Theは省略する。イタリックにしなくともよい。
    • ⑨ 書籍名,章のタイトル:外国語書籍では,原則として最初の語の頭文字,固有名詞のみ大文字とする。
    • ⑩ 出典の種類によって記載が必要な書誌情報の項目は異なる。

雑誌掲載論文

  • ・「著者名 (出版年). 論文の表題. 掲載雑誌名, 号もしくは巻(号), 開始ページ-終了ページ.」の順に記載し,ページ間の記号には半角ダッシュ(-)を用い,雑誌や書籍名はイタリックにしなくともよい。巻のみ記す場合は通し番号を用い,巻と号を示す場合はその号のページ番号を記載する。
    例:会田博, 松木健, 北川望ほか (2010). 慢性腎疾患をもつ子どもと健康児の QOLの比較. 心と体, 2, 67-74.
    例:Matsunaga, R., Yokosawa, K., Abe, J. (2014). Functional modulations in brain activity for the first and second music: A comparison of high- and low- proficiency bimusicals. Neuropsychologia, 54, 1-10.

書籍

  • ・書籍全体を用いた場合,「著者名 (出版年). 書籍名 (初版以外は版数). 発行地: 出版社.」の順で記載する。
    例:American Psychiatric Association (2013). Diagnostic and statistical manual of mental disorders (5th ed.). Washington, DC: American Psychological Association.
    宮埜寿夫 (1993). 心理学のためのデータ解析法. 東京都: 培風館.
  • ・編集された書籍を用いた場合は,「編集者名 (編) (出版年). 書籍名 (初版以外は版数). 発行地: 出版社.」の順で記載する。英語書籍については編集者が1名の場合 (Ed.) ,複数の場合には (Eds.) を用いる。
    例:川原隆造, 前田久雄, 吉岡伸一 (編) (2000). 現代病としての睡眠障害. 東京都: 日本評論社.
    Redeker, N., Mcenany, G. (Eds.) (2011). Sleep disorders and sleep promotion on nursing practice. NY: Springer Publishing Company.
  • ・書籍の特定の章または項を用いた場合,日本語論文では,「章または項の著者名 (出版年). 章または項の表題. 編集者名 (編), 書籍名 (初版以外は版数) (その章のpp. 開始ページ数-終了ページ数). 発行地: 出版社名.」の順に記載する。ページ数が単数の場合は「p.」,複数の場合は「pp.」と表記し「p.」や「pp.」の後ろには半角スペースを入れる。また,ページ間の記号には半角ダッシュ(-)を用いる。なお,副題のダッシュ(―)には全角を使用し,その前後に半角スペースを入れる。英語論文では,編集者は「In 編集者の名のイニシャル. 性」で示し,副題はコロンでつなげる。
    例:坂本真士 (2013). 論文投稿に向けて. 坂本真士, 大平英樹 (編), 心理学論文道場 ― 基礎から始める英語論文執筆 (pp. 16-50). 京都府: 世界思想社.
    例:Sato, T. (1998). Dmax: Relations to low- and high-level motion processes. In T. Watanabe (Ed.), High-level motion processing (pp. 115-152). Cambridge, MA: MIT Press.

翻訳書

  • ・日本語に翻訳された書籍は,「原著者名 (原書出版年). 原書名 (初版以外は版数). 原書発行地: 原書出版社. 翻訳者名 (監訳または訳) (翻訳書出版年). 翻訳書名 (初版以外は版数). 翻訳書発行地: 翻訳書出版社.」の順に記載する。
  • ・日本語に翻訳された書籍の特定の章または項を用いた場合は,「原書の章または項の著者名 (原書出版年).原書名 (初版以外は版数). 原書発行地: 原書出版社. 章または項の翻訳者名 (監訳または訳) (翻訳書の出版年). 章または項の表題, 翻訳書の監訳者名 (監訳). 翻訳書名 (初版以外は版数) (その章または項のpp.開始ページ-終了ページ). 翻訳書発行地: 翻訳書出版社.」の順に表記する。ただし,翻訳書の特定の章または項の担当者が書籍に明示されていない場合は,章または項の表題の後の翻訳者名は記載しなくともよい。
    例:American Psychological Association (2010). Publication Manual of the American Psychological Association (6th ed.). Washington, DC: American Psychological Association. 前田樹海, 江藤博之, 田中建彦 (訳) (2011). 第7章 引用文献の表記例. APA論文作成マニュアル (第2版) (pp. 209-250). 東京都: 医学書院.
    オンライン版で,DOI のある場合
  • ・DOIがある論文の場合には,「著者名 (年号). 論文タイトル. 収載誌名, 巻(号), 開始ページ-終了ページ. doi: 番号」の順に記載する。
    例:Bouchoucha, M., Mary, F., Bon, C., et al. (2018). Sleep quality and functional gastrointestinal disorders: A psychological issue. Journal of Digestive Diseases. doi: 10.1111/1751-2980.12577

オンライン版で,DOI のない場合

  • ・デジタルオブジェクト識別子 (doi) がない論文の場合は,「著者名 (年号). 論文タイトル. 収載誌名, 巻(号), 開始ページ-終了ページ. URL」の順に記載する。
    例:太尾元美, 坂下玲子 (2013). 高齢者の食形態を普通食へと回復させるためのケアの方略の抽出. 兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要, 20, 41-53. http://lib.laic.u-hyogo.ac.jp/laic/5/ kiyo20/20-04.pdf
    Prather, A., Janicki-Deverts, D., Hall, M. H., et al. (2015). Behaviorally assessed sleep and susceptibility to the common cold. Sleep, 38, 1353-1359. doi:10.5665/sleep.4968

ウエブサイトなど,逐次的な更新が前提となっているコンテンツを引用する場合

  • ・ウエブサイト上の資料の場合は,「著者名 (公開日). 資料の表題. ウエブサイト名. URL」を記載する。公開日については,そのページの公開された時期が月日まで示さされている場合は,日まで記載する。また,本文中においても公開月日までを記載する。
  • ・閲覧日の記載は不要とする。
    例:American Psychological Association (2018). What is APA Style? American Psychological Association. http://www.apastyle.org/learn/faqs/what-is-apa-style.aspx
    厚生労働省子ども家庭局家庭福祉課母子家庭等自立支援室 (2017年12月15日). 平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果の概要. http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11923000-Kodomokateikyoku-Kateifukishika/0000188136.pdf

学位論文など

  • ・「著者名 (授与年). 表題 (未発表の●●論文). 大学名, 所在地.」を記載する。
    例:推名花蓮 (2017). クローンによるヒトの複製に関する世論 (未発表の修士論文). 平成看護大学, 兵庫県.
  • ・英語で書かれた学位論文の場合には,「著者名 (授与年). 表題 (Unpublished master’s thesis, doctoral dissertation.). 大学名: 所在地.」を記載する。
    例:Li, Q. (2011). Feature-based versus space-based access to internal representations in visual working memory (Unpublished master’s thesis). Kyoto University: Kyoto.

附則

この規程は,平成 28 年 9 月 23 日から施行する。
令和2年1月22日 改訂第4版

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